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インド/チャンドラヒルズ クメールゴデ農園 ガネーシャ 100グラム
¥809
インド特有のやや厚めのボディ感、存在感ある丸みある酸、滑らかな舌触りも健在ながら、酸や全体的なフレーバーとしては中米やケニアやタンザニアらしさも感じさせます。 ブラック、レッドフルーツ、チョコの甘味が心地よい。 チャンドラヒルズは西ガーツ山脈の一部で、生物多様性の宝庫と言われており、確認されているだけでも約5000種の被子植物と数百の動物の生活が営まれています。 背約10メートル頂上付近にのみ葉をつける土着の木々に、幹の中腹当たりにマメ科の植物が葉を張る為、2重のシェードができるこの地域特有のらしいシェードツリーの間でコーヒーが育てられます。 この2層の陰により強い季節性降雨から土壌の流出を防ぎ、このエリア特有の日中の急激な温度上昇から守ることが、インドコーヒーの生育に欠かせません。 ❖ クメール・ゴデ クメールゴデはケラチャンドラグループの運営する非常に歴史の深い農園で、英国植民地支配下の1921年に操業が開始されました。 クメールゴデは3つの地区に分かれており、クメールゴデ、チャンドラプル、ジャグリマネという農地の総称です。その中で今回はクメールゴデのコーヒーのご紹介です。 3つの地区を合わせて1492エーカー(約6平方キロメートル)程の広さを誇り、歴史は古く1921年にさかのぼり、イギリス植民地の時代からコーヒーの生産を続け、栽培技術を蓄積し続けています。 高品質のインドアラビカは、平均して1100-1200mで特に良いコーヒーが栽培されています。カルナタカ州最高峰のムラヤナギリ山(1925m)の急斜面、標高1100-1400mというインドでは数えるほどしかない高い標高に位置しており、未開の地に近いジャングルのような場所で交通手段も限られているため、限られた量の栽培しか行うことができません。 大規模画一的な農園ではない、天然の森林の環境に近い環境でコーヒーが栽培されています。具体的には、バシリ、ゴリ、ガリゲなどのインド土着のイチジクの木や、パラミツ(英名ジャックフルーツ)などの実をつける木々の木陰の天然の天蓋でコーヒーは育ちます。 敷地内にはバイソン、野うさぎ、インド孔雀などの野生動物や鳥が豊富に生息しています。そうした動物を狙いにまれにベンガルトラが現れることもあります。 このクメールゴデで作られるコーヒーは他のエリアのインドアラビカとも異なる風味特徴を持っており、チョコレートナッツやチョコレート、キャラメルといったインドの特徴的で良質なテロワールに加え、ほのかに感じるレモングラスのような爽やかさを感じるほのかな香りが特徴とされています。その香りを最大限生かすように、収穫から大変な手間暇をかけて作られています。 収穫時には熟練の人の目でコーヒーチェリー熟度を見分けて摘み取り、水洗比重選別後、人の目でさらに成熟不良をはじき、スコールの多いインド特有の気象条件に左右されないように、グリーンハウスの中で小ロットづつ乾燥棚で水分値を図りながら乾燥させます。こうして作られた最高峰のロットのほとんどがヨーロッパやアメリカのスペシャルティコーヒーメーカー向けに高値で取引され、日本を含むアジアには流通していません。 ❖ ガネーシャ ガネーシャは豊穣、知恵、商売繁盛の神としてインドの、人々に愛されています。 豊かに実ったクメールゴデのコーヒーが、遠く海を隔てた日本の皆様へ届き、商売繁盛となるように願いを込められています。 ❖ ケラチャンドラグループ ケラチャンドラグループはインドのカルナタカ州チクマガルール、ケララ州ワイナード、ケララ州コッタヤム3つの地区に合計6000エーカー(24キロ平方メートル)の農園を運営しています。従業員はすべての地域を合わせて2400名を超え、農園の品質管理から、天日乾燥や水洗式の精選、中間物流、輸出手配まで一貫して自社で行うことが可能なため、高い品質を保ち、流通の透明性を保つことが可能となっています。特に近年はヨーロッパやアメリカ向けインド産スペシャルティコーヒーの生産に力を入れており、品質に見合う対価をその地域の従業員の福利厚生として還元し、従業員一丸となって品質の向上に取り組んでいます。 例えば特に収穫期における農園と地方都市を結ぶコミュニティバスの運行、農園で働く従業員の子供向け学資ローンの利子補給制度の拡充、ソーラーパネルを設置し、発電とその電気でパルパーや送風機を動かす、コーヒーチェリー、パルプを原料とする天然たい肥製造機の設置など、働く人や地域環境との共生を推進しています。 またコーヒーの農園以外にも高級家具の原料となるシルバーオークの栽培と輸出、スパイスの栽培を行っており、安定した経営を行い地域の雇用を安定して支えています。
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エチオピア/リムG2コサ シメクト・ダバ農園 ウォッシュト 100グラム
¥809
❖ シメクト・ダバ農園 シメクト・ダバ農園は、エチオピアの首都アディスアベバから約440km離れた南西部オロミア州ジマゾーンリム地域コサ地区にあります。 原生林のシェードツリーと、豊かな腐葉土に育まれた栄養豊かな赤褐色の土壌によりコーヒーが育てられています。 この農園では、社会性、環境性、経済性の3つを重視。 土着のシェードツリーの活用、マルチ、自然な方法での土壌の肥沃さの保全に努め、一切の化学肥料や殺虫剤の使用は行われておらず、様々な国のオーガニック認証を取得しています。 ❖ 農園の歴史と取り組み シメクト氏の父は1970年代にコーヒー農園を運営していましたが、共産主義の政府の台頭で、それらを一度失うこととなりました。それから約三十年の月日が流れ、現農園主のシメクト氏は、父が昔所有していた土地を取り戻す機会にめぐまれました。 2008年に本格的にコーヒー農園の復興を始め、降水量、標高、土質によりコーヒーの品種を選び、注意深く管理を続け、リムのエリアでも素晴らしいテイストを持ったコーヒーを生産する農園として名を上げました。 2016年にはコーヒーチェリーの精選するためウォッシングステーションを建設し、更なる品質の向上に励んでいます。 農園から数キロ離れたセカー山から流れてくるデンビ川の綺麗な天然水を使用してチェリーを取り除いた後のコーヒーは、アフリカンベッドの上に移され、人の手で攪拌されながら、ゆっくりと乾燥されます。そうして出来上がるコーヒーは非常に繊細で豊かなフレーバーを宿しています。 ────────────────── 地域:オロミア、ジマゾーン、リム、コサ 標高:1900-2000masl 平均気温:13-25℃ 品種:Heirloom その他:USDAオーガニック認証農園 カッピングノート:グレープフルーツ/カモミール/チョコノート/スパイス/クリーミーボディ
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タンザニア キボー ブルカ農園 フリーウォッシュト 100グラム
¥672
❖タンザニアコーヒーの歴史 1973年にタンザニア政府が私有農園を国有化、そこから数十年にわたって著しい非効率で生産性の悪いコーヒーの生産が続けられました。 しかし、1990年代に入り、この状況を打開すべく、プライベートセクターの投資も受け入れつつ、現在のような質の高いコーヒー生産が行われるようになってきた歴史があります。 ❖ブルカの歴史 ブルカ・コーヒー農園は、1899年にドイツ人入植者によって設立され、1918年に最初のコーヒーが植えられました。第一次世界大戦が終わると、農園は「敵の所有物」とされ、イギリスの保護下に置かれました。1929年、スイス人投資家グループが農園を購入。1990年、ブルカは隣接するセリアンコーヒー農園を買収し農園は拡大。1990年以降、アルーシャ市の発展に伴い、農園の規模は縮小しています。現在は342ヘクタールのアラビカコーヒーを管理しています。ブルカという名前は『農園に湧き出る泉』に由来し、灌漑用水や周辺地域に水を供給しています。 ❖ブルカの発展と自然の調和 農場の東側に位置するブルカの泉を囲むように、農場開設当初から自然林を保護してきました。118ヘクタールに及ぶこの保護森林には、地元の鳥類や土着の木々、その他の珍しい在来動物が数多く生息しています。特に野生のブッシュバック(中型のシカのような見た目の動物、生物分類はウシ科)は、保護森林から出て、定期的にコーヒーの栽培地区を自由に出たり入ったりしているのを見かけますが、彼らは農場で平和な生活を送っており、不要な密猟者から警備チームによって守られています。 ブルカ農園ではさらに、外来種の樹木を取り除き、在来種の樹木に植え替えることで森林保護に努めています。小型のディク・ディク・アンテロープ(小型のシカに似た動物)も農園でよく見かける、その他、ジャッカルやツチブタも農園でよく見られます。 自然の豊かさと、人間のコーヒーの栽培の営みが見事に調和した類まれな農園です。 ❖ブルカ・コミュニティ ブルカで働く主な人々は、農園へのアクセスを考慮して、設計、建設された村で構成されています。各村では無料の灌漑設備、庭園、年金用地、敷地内の学校施設やスポーツ施設、24時間体制の医療サービスなどを提供されており、従業員とその家族をサポートするように設計されています。さらに、ブルカの従業員を構成する多種多様な民族や宗教の多様性に対応するため、村には礼拝所も設けられています。 ──────────── 地域:タンザニア北部アルーシャ メルー山南斜面 生産者:ブルカ農園 標高:1,400m.a.s.l 品種:ブルボン、ケント、ティピカ、ブルーマウンテン 精選:フリーウォッシュト カッピングノート:ダークベリー/ミルクチョコレート/ココアニブ/グッドシトリックアシディティ
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デカフェ エチオピア シダモ 100グラム
¥830
❖ 夜でも気にしない エチオピア産の高級豆を使用したデカフェコーヒーです。 フルーティーで芳醇な味わい、豊かな香りが特徴です。また、カフェインを含まないので、寝る前にも飲んでいただけます。 エチオピア・シダモは、甘くフルーティーな味わいが特徴で、コーヒーの上級品種のひとつとして世界中で愛されているコーヒー豆です。 そんな高級豆を特別に焙煎し、カフェインを取り除いたのがこのデカフェコーヒーです。 香り、味わい、そしてコクまでもがしっかり残っており、カフェインが苦手な方にもおすすめできます。 毎日の朝のルーティンに、またゆっくり過ごしたいひとときに、この一杯で癒されてください。 ※開封後は、密閉容器に入れて保存してください。高温多湿、直射日光を避け、お早めにお召し上がりください。