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コスタリカ コーペアグリ農協 チリポ/100グラム
¥809
チリポ(Chirripo)の由来は、「悠久の水が流れる地」といわれています。この豊かな水を使い作られる伝統的なウォッシュトは、コーヒーが本来持つ軽やかで綺麗な酸と洗練された香り、適度なボディを際立たせます。近年コスタリカではハニー製法が脚光を浴びていますが、良質なコスタリカウォッシュトは他製法では代えがたい味わいがあります。 ❖ チリポ産コーヒーについて CoopeAgri生産組合が、チリポ産コーヒーのブランド化を目指して開発されてきました。 このコーヒーは、チリポ・グランデ山を最高峰として、コスタリカとパナマの国境に近い、やや南部のタラマンカ山脈の付近で小規模農家から集められたコーヒーチェリーを原料としています。このエリアで有名なチリポ国立公園はエコツーリズムの土地として有名となっており、野生動物の楽園を見るため、欧州からの観光客が集まります。しかし、数十年前までは、都市からのアクセスも悪く、コーヒーの生産の観点から、長らくあまり注目されることはありませんでした。せっかく良いコーヒーが生産されてもコマーシャルコーヒーとあまり区別されず、流通していました。 しかし、もともと熱帯性気候、火山性土壌で複雑な気象条件のもと育つこの付近のコーヒーは、そもそも豆がもつポテンシャルが高く、近年、CoopeAgri協同組合のサポートの元、小規模の精製工場を設立し、高品質コーヒーを生産しようという取り組みも目立つようになり、質の高いプレミアム及びスペシャルティロットも輩出するようになってきました。 ❖ CoopeAgri協同組合について 1962年391人のコーヒー生産者が集まり、CoopeAgriの前身であるCooperezeredonを立ち上げました。現在はコーヒー生産者だけでなく、サトウキビの生産者も含めた最も成功した生産者協同組合となりました。設立当初、当初拠点となっていたサンホセ州ペレスセドロンの交通インフラはひどく、物理的にスムーズなコーヒーの流通経路がなく、国内、海外問わずコーヒー市場へのアクセスが困難でした。ブローカーやいくつもの民間業者を介してしか商品を市場に送り出す術がなく、それゆえ、生産者達は日々の生活に使う現金を手に入れるため、非常に安い値段でブローカー等にコーヒーを売り渡さなければなりませんでした。こういった状況を打破すべく、立ち上がった生産者同士が協力し、生産者の繁栄と自立を阻む幅広い問題へ、一つ一つ取組んできた長い歴史があります。 現在では、 ・有機肥料の生産と配布等、コーヒーの生産方法の体系化、栽培技術支援、珈琲種子の研究、のサービスといった協働組合員の生産方法に関するサポート ・オーガニックやフェアトレードといった認証取得、ブランド化、周囲の生物多様性と環境問題への取組を行った自然と調和したコーヒー及びその他作物の栽培とそれら商品のマーケティングサポート ・共同倉庫の直接運営という物流改善、市場へ直接販売網の確保といった包括的で多方面にわたる組合の活動が行われています。 ─────────────────────────── 原産国:コスタリカ 地域:サンホセ州タラマンカ地域チリポ 生産者:981の小規模農家 標高:1450-1650m 品種:カトゥーラ、カトゥアイ 精選:ウォッシュト カッピングノート:ダークチョコ、レッドフルーツ、ジューシー、ミディアムボディ/アシディティ
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コロンビア プリメーラ/100グラム
¥746
ポパヤンの中でも最上級の意味を持つ”プリメーラ”。 花の蜜のようなフローラルさ。 ウィラの重厚感のある香りやボディとは異なる、フローラルさ、トーストのような香ばしさ、はちみつ系の甘みが特徴。 ❖ カウカ コロンビアを縦断するアンデス山脈系の南部にカウカ州は位置します。 海抜平均1700m近い場所に位置し、南北に走るカウカ川から由来しています。 コーヒーの産地としてのイメージだけでなく、カウカ州の州都としての顔も持つポパヤンは、スペイン植民地時代のコロニアル調の白亜の建造物が有名で、毎年、米国やヨーロッパから多くの観光客が訪れます。 ❖ ポパヤン ポパヤンはコーヒーの生産にとって特に恵まれた条件に囲まれています。 コーヒーの発育に欠かせない栄養を多く含む火山性土壌、年間約1600-2500ミリという豊富な降水量、年間を通して22度前後の平均気温、コーヒーにダメージを与える霜が降りない程度に下がる夜間気温による寒暖差、ウィラのような急こう配斜面とは違い、比較的緩やかな台地の地形から、手入れの行き届いた安定したコーヒー栽培が可能で、毎年、味の再現性の高いエリアといわれています。 ポパヤンでは、近年多くみられるハイブリット種の栽培は少なく、古来からのティピカ、カスティージョの栽培が行われています。天然の森林の日陰でゆっくりと育成されたチェリーを選別し、100%天日乾燥で仕上げられたコーヒーは、数あるポパヤン産ロットの中でも高い品質とトロピカルフルーツ感あふれるジューシーで深みのある味を生み出します。
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ブラジル/カフェ・サウダージ 100グラム
¥641
❖ カフェは『コーヒー』、サウダージは『郷愁』 珈琲のリーディングカントリーとして不動の地位にあるブラジルの中でも、最高のコーヒーの生産地として知られるアルタ・モジアナから、長年の安定したクオリティと現地業者との協力体制によってお届けするロット。 モジアナ地区は平地で行われる大規模プランテーション地帯ではありません。アルタ・モジアナはその中でも厳選された約100の生産者から集めました。良質なコーヒーの生産条件の整った比較的標高の高い山岳地帯で、昔ながらの伝統的なコーヒー生産を営む農家のロットです。 アルタ・モジアナの中でも最高品質であるSSFCを冠するにふさわしい、調和のとれた酸と甘み、なめらかな口当たり、立ち上る香りをお楽しみください。 ──────────── 原産国:ブラジル、アルタ・モジアナ 生産者:アトランティカコーヒーが生産指導する約100の小規模生産者 標高:1000-1350masl サイズ:17/18 精選:ナチュラル、100%手摘み 品種:ブルボン カッピングノート:ダークチョコ、ナッティ、アーモンド、ミディアムアシディティ、リッチボディ ──────────── このモジアナの生産、加工を引き受けているのがアトランティカコーヒー。 生産者グループに向けて複雑で手間と時間のかかる認証取得サポート(レインフォレストアライアンス、UTZ、4C、C.A.F.E Practices)s)も積極的に行っています。 また、営利目的のサポートのみならず、ブラジルのコーヒーが生産される地域のコミュニティーの文化的発展、環境的な配慮の両輪によって、はじめてコーヒー産業全体が末永く発展するという考えのもと、先進的な非営利のプロジェクトを走らせています。 そのプロジェクトを束ねる非営利組織が『Institute Cafe Solidalio』です。珈琲の販売により発生する利益の一部はこの非営利組織を通して、現地のコミュニティへ還元されています。2011年から始まり、最初はコミュニティの子供たちへの教育環境等の整備から始まり、より分け隔てな ❖ Institute Café Solidalioの代表的なプロジェクト ◎Rebirth Asylum(Asilo Renascer) ブラジルでは近年平均寿命が延びていますが、その介護施設の整備が遅れていることが問題視されています。現在、身寄りのない26人の後期高齢者の介護事業に寄付しています。愛情や注意深いケアを受けられるようサポートしています。 ◎Renovo Shelter of David(Abrigo Renobo de David) 身寄りのない子供たちや暴力の危機にさらされている子供たちのシェルター、避難場所を提供する非営利組織に寄付を行っています。専門スタッフによる子供たちへの可能な限りのサポートを行っています。 ◎Making Dreams Real Project(Realizando Sonhos) ミナスジェライス州ブリチゼイロにて2016年12月に発足したプロジェクトで、6歳から17歳までの子供たちとその家族に向けて、刺繍、絵画、ダンス、演劇、音楽、カポエラ、裁断裁縫を教えるワークショップを定期的に開催し、最初144人の参加者から始まり、支援の輪が広まっています。