❖ 絶滅危惧種・ジャガーを守るコーヒー栽培
「中米のスイス」と呼ばれ、軍隊を持たない平和主義の国コスタリカ。 さらに「地球幸福度指数」No.1に選ばれたり、国をあげて環境政策にも取り組んでいたりと、独自の取り組みをすすめています。
このコーヒー豆は、近年の森林伐採によって絶滅危惧種に指定された「ジャガー」を守るためのプロジェクトとして栽培がスタートしました。コーヒー豆1ポンド(約450g)当たり、最低1セントが寄付され、森林を守る活動に活かされています。
コーヒー栽培の歴史は古く、アラビカのウォッシュドは高級品として知られてきましたが、スペシャルティコーヒーの潮流の中で、さらに独自性を発揮していくべく、ハニープロセスが考案されたり、トレーサビリティの向上を目指したマイクロミル革命など、工夫を重ね続けています。
❖ デカフェ加工の老舗、カフェインカンパニー
カフェインカンパニー社は、1931年にドイツはブレーメンに創業された老舗のカフェインレスコーヒーの製造業者。
ドイツの他にベトナムにも工場を持ち、コロンビアには自社の輸出会社を構えています。
しかしながら、かつての彼らの加工方法は主に薬品(酢酸エチルやジクロロメタン)を使用したものが中心。それらの使用を禁止している彼らのコーヒーは、日本へ輸出することができませんでした。
ところが2021年、世界的な広がりを見せる安心安全なデカフェ需要を受け、カフェインカンパニーは長年培ってきた技術を基に、水を使用したカフェインレス(ジャーマンウォータープロセス)の製造ラインを立ち上げます。その評判は想像以上、世界各国からオーダーが集まっています。彼らはその需要に応えるべく、設備投資を行い、品質のさらなる向上、工場の省エネ化に取り組んでいます。
中深煎り:黒糖を口の中で溶かすように優しく広がっていき、余韻は長く持続します。
深煎り:深く焙煎しても、ハニーらしいとろりとした質感が残り重厚な印象。ほろ苦さの中にある、焦がしキャラメルのような甘さや微かなメロンのニュアンスをお楽しみください。